クラウド・バイ・デフォルト(Cloud by Default)は、政府機関が新たなITシステムを開発または既存のITシステムを更新する場合、そのデフォルトの解決策としてクラウドサービスを優先的に考慮すべきであるという戦略です。

これは、多くの政府機関がコスト効率の向上、運用の柔軟性、スケーラビリティ、イノベーションの加速などの利点を享受するためにクラウド技術を導入することを奨励するための戦略です。

具体的には、「クラウド・バイ・デフォルト」の原則に基づき、政府機関は次のような行動を取ることが求められます:

「クラウド・バイ・デフォルト」の原則

新規または既存のITプロジェクトについて、クラウドソリューションを最初に検討する

新しいITシステムの開発または既存システムの大規模な改修が必要な場合、クラウドベースのソリューションが最初に検討されるべきです。

事実に基づく客観的な比較を行う

クラウドソリューションと非クラウドソリューションを比較する際には、コスト、性能、セキュリティ、コンプライアンスなどの観点から事実に基づく客観的な評価を行うべきです。

クラウド採用の判断は、府省CIO補佐官の関与の下で行う

クラウドサービスの採用を判断する際には、府省CIO補佐官が関与し、その利用を判断するための考え方等を示した標準ガイドラインに従って行われるべきです​1​。

 

投稿者: tanishima

株式会社アナログタルの谷島です。